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3000kmの思い出

 あけましておめでとうございます。

あっという間に年が明けてしまいました。
私はモンテネグロカップ優勝の後、監督からのご褒美で10日間の休みをいただきました。もっと前から10日間の休みが分かっていれば、日本に一度帰国できたのですが、急に休みと言われてもなかなかどうしていいのか。

ということで車でヨーロッパを旅行することにしました。
ドブロニック(クロアチア)、プラハ(チェコ)、ノビサド(セルビア)、ベルガモ(イタリア)、ヴェロナ(イタリア)と4カ国3000kmの旅でした。

多くの人と会いましたが、特にチェコで久しぶりに日本人の木下さんとお会いでき、本当に嬉しかったです。

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木下さんは京都の鴨沂高校で水球をしていた先輩でもあり、私が高校生で水球をしている時に、京都の水球OB選手が集まる「CNK」というチームでよく対戦していました。現在ではお仕事の関係でプラハで働かれているという連絡を受け、丁度このチャンスに数年ぶりにお会いすることが出来ました。

普段は京都のプールで会っているので、プラハでお会いすると不思議な感じでした。


そしてなんと言っても、その後にベルガモへ行って、私の兄的な存在でもあるエットレ、そして私たちの愛犬フラッシュとも会えたことは、この旅の最もよい思い出でした。

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ベルガモは私が初めてイタリアでプレーした町で、もう5年前の話になります。
しかし今でももし水球を終わるならば、最後はベルガモでエットレと共にプレーをして終わりたいと思うほど、私にとって「家」のような存在の町です。

エットレとは毎日一緒に過ごした仲で、今でも彼から学ぶことは本当に多い。こういう友人を持てて本当に私はラッキーだとお思います。


新年は1月4日からヤドランスカリーグが始まります。
リフレッシュも出来たことですし、後半も気を抜かずに頑張ります。

金メダルの行くへ

 町を歩くと多くの人に「優勝おめでとう」と声をかけられ、私が知らないだけで私が水球選手だということはみんな知ってたんだと思い知らされます。

モンテネグロだけではなくセルビアの新聞までもがブドバの優勝を一面に出しています。こういうのを見ると本当にすごいことを私たちは成し遂げたのだなとまた優勝の余韻に浸ってしまいます。

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1軍でスタメンも定着し、自分のプレースタイルもチームの中でやっと味がでるようになり、チームの重要選手の1人として活躍できるようになってきました。私はイタリア2部でプレーして得点王になった時、「どうしてそんなに得点できるのか」というTVのインタビューに、「自分から点を取りにいくのではなく、チャンスが来る時を待って、それを自分のチャンスだと思い、それをものにするだけです。チャンスは誰にでも回ってきますから」と答えたのを覚えています。

前半を振り返って、今回はチャンスが回ってくるまでが長く、そしてのを待つことを苦痛に感じました。


両親から優勝のおめでとうとメールをもらいました。それから特にどうだったとは話していませんが、本当は一番にこの苦しみと喜びを両親に伝えたかった。しかしどうしても上手にこの気持ちを言葉にできず、おめでとうのメールを受け取ったまま返信が出来ていません。

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私が夢に見ていた日本代表に初めて選ばれたときの思い出のバスローブは、愛犬のベッドのマット代わりにされているし、なにか賞を取っても「ふ〜ん」で終わる両親だけれども、この金メダルは両親にあげたいと思います。

王者とは(モンテネグロカップ)

決勝戦9−7で勝ちました!!

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3ビッグタイトルの1つであるモンテネグロカップを獲得しました!!(3ビッグタイトルはモンテネグロカップ、ユーロリーグ、ヤドランスカリーグ)

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ブドバ26年ぶりの優勝です。

世界でもトップクラスのチームとの3連戦。ものすごいハードな試合でした。去年モンテネグロカップもモンテネグロリーグも決勝まで行き、負けてしまっているので今回の優勝は本当に嬉しいです。

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私は優勝を味わうのは、大学4年生の時に日本選手権で優勝したとき以来です。数千人という超満員の観客の中での優勝は格別です。この喜びは言葉では表現できないので、写真見て感じて下さい。

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これで今、私たちがモンテネグロチャンピオンです!!

モンテネグロカップ決勝へ!!

モンテネグロカップが木曜日から始まりました。 

12月18日木曜日 VSカッタロ 結果は11−6で勝ちました。 
ヤドランVSプリモラッツ 12-13でプリモラッツが勝ちました。 

12月20日土曜日 VSヤドラン 結果は8-7で勝ちました。 
プリモラッツVSカッタロ 12-6でプリモラッツが勝ちました。 

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ということで 明日プリモラッツとの決勝戦です。 
簡単に書いていますが、木曜日、土曜日とももの、一言では言えないくらいものすごくハードな試合でした。明日勝てば優勝です。 

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今日はあれこれとブログで書く気がしませんが、明日勝てる気がします。 

ヘビー級からライト級へ

私のチームでは月に1度、選手全員の体重を測定をしてコンディションを見ています。 私はずっと90キロですが、全員の体重測定表を見てみると、なんと選手20人中半分の選手が100キロを超えています。もちろん身長が高いからというのこともありますが、それにしても100キロというと0.1「トン」の世界です。(笑)
 

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すごいなと思いながら見ていると、実は私はチームで下から4番目に体重が軽い。 

一番軽い選手は85キロ、88キロが2人、そして私。 日本ではヘビー級の私ですが、こちらではライト級の私。身長は185cmありますが、選手紹介で全員と並ぶと、「やっぱ日本人は小さいよな〜」ってなります。 

体を大きくしなければ、2mの選手達と互角にやっていけないのですが、単に体重を増やせばスピードが落ちてしまいます。今と同じスピードを保ちながら体重を増やすというのがとても難しいのです。 

私が初めて日本代表に選ばれた時の監督、ドランガン=アンドリッチ監督(セルビア)は、日本代表選手の選考基準の中に身長をものすごく重要視したのを覚えています。私も賛成で、長年海外でプレーしてきて、やはり体の大きさというのはとても重要だと感じるようになりました。 

このことについてはさまざまな意見があると思います。多くの方がこのことが世界を目指しているジュニア選手の夢を潰すことになると言います。 

丁度、半年前に筑波大学へ練習をしに行った時に、シンクロで世界のFINAの審判委員長でもある本間先生とお話しする機会がありました。シンクロ日本代表には身長制限というのがあるのをご存知でしょうか。日本代表選手の選考で身長が低いと減点の対象となり、ジュニア選手発掘育成のプログラムの中には、そのジュニア選手の両親の身長を書く欄もあるくらいです。 

本間先生に「そんなことをして批判の声はなかったのか」と尋ねると 
「そんな批判なんてさせない、日本代表はそこらの大学生相手に戦うわけではない、日本代表は世界と戦わなければいけない。そんな甘いことを言っている時点で勝てるわけがない」と言っておられました。 

さすがの意見に、日本トップで世界を相手にしてきた人だと感じました。 






要するにジュニアの皆さんはしっかり牛乳を飲めということです。

イタリアからのアドバイス

先日久しぶりにイタリアでプレーしていた時にお世話になったエージェントの日本人の方へ電話をしました。

彼と話すと本当に興味深いことばかり言われ、勉強になります。
電話にでるとすぐに「お!お!2軍に落ちた勧君!!」と言われました。

「でもね、試合にあまり出ることができないのなら、得点感覚を戻すために2軍でプレーして、得点感覚を思い出すことも大切なことだよ」と言っておられました。本当にその通りなのです。「なんで2軍なんかでプレーやねん!!」っと思っていましたが、実際2軍で大量に得点を取り、ゲームで得点を取る感覚がものすごくもどりました。

そしてスタメンを勝ち取り、ユーロリーグでも大事な場面で2得点と活躍できました。

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ここで現場にいて見ているわけでもないのに、さすがにピンポイントにアドバイスされます。これもイタリアサッカーに長年携わり、チームスポーツを理解している彼だからこそ、発言できることでしょう。

日本人でここまでチームスポーツ、選手育成を理解されておられる人も少ないと思います。
イタリアにいた時のように、また朝までお話ししたいものです。。。

ユーロリーグ ベスト16 第2戦 vs WC Jadran CKB Herceg Novi

ユーロリーグ(チャンピオンズリーグ)ベスト16、第2戦が先週日曜日にホームでありました。

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VK Budvanska Rivijera Budva  vs  WC Jadran CKB Herceg Novi

結果は14 - 10   [2-3]  [3-2]  [6-3]  [3-2]で勝ちました。


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このヤドランという対戦チームは、モンテネグロのチームでヤドランスカリーグ1位の強剛でもあります。ホームでなんとしても勝たなければいけない試合でした。

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前半から選手のシュートが決まり、常にリードという完全勝利でした。

もちろん観客も超満員でものすごく盛り上がった試合でした。このような試合が日本のテレビでは見ることが出来なくて本当に残念です。


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今週の木曜日からモンテネグロカップが始まります。

モンテネグロカップは

木曜日vs カッタロ

土曜日vs ヤドラン

月曜日vs プリモラッツ

と3試合1発勝負で行われるカップ戦で、勝てばモンテネグロカップ優勝となります。去年一昨年とカップ戦を決勝まで行きのがしているので、今年こそ優勝で年始を迎えたいと思います。



ヤドランスカリーグ前半終了

ヤドランスカリーグ第10戦、第11戦の試合結果
第10試合 BUDVANSKA RIVIJERA vs JST JADRAN SPLIT 17:3 (6:1-3:0-4:0-4:2)
第11試合 ROKAVA KOPER vs BUDVANSKA RIVIJERA 10:16 (3:4-1:3-3:6-2:3)
で2試合とも問題なく勝利です。

これでヤドランスカリーグ前半が終わりました。順位は以下の通りです。
  1位 JADRAN HN     21点
  2位 JUG CO           18点
  3位 MLADOST       18点
  4位 PRIMORAC      18点
  5位 BUDV. RIV.     13点
  6位 ŠIBENIK NCP  11点
  7位 PRIMORJE EB  11点
  8位 MORNAR BS    10点
  9位 JADRAN ST       6点
10位 MEDVEŠČAK   3点
11位 KOPER            3点
12位 POŠK              0点

前半が終わり順位は5位。チームのまとまりがなく本来の力が発揮できていません。年明けは1月の4日から試合が始まります。後半戦はなんとか優勝争いに参加できるようにしたいものです。

2軍降格

今週の週間現代のコラムに、先日受けた取材の記事が載っていますので、機会があれば読んで下さい。よろしくお願いします。




この1週間前ほどから、やっとチームに入れてきた感じがします。

実は3週間前に監督からブドバの2軍(ペトロバッツ)でもプレーするように指示されました。2軍は若手選手を育成するために作られたチームで、1軍の補欠の選手やジュニアの選手たちがプレーしています。

そこまで自分が落ちぶれたわけではなく、若手選手を育成するためというほど私は若くはないので、何のためにプレーするのか、理解が出来ず監督と話をしました。監督は先シーズンはものすごく活躍したのに、今年に入って私は点を取っていないので、2軍で点を取ってみろと言ってきました。

これにはさすがに私もプライドを傷つけられました。
今シーズンに入って、私は試合にはあまり出場する機会がありません。3、4分出場して交代を2回ほどくり返すだけでは、さすがにチャンスをものにすることは難しいです。先シーズンはほとんどフル出場でしたし、その分チャンスも多くありました。

2軍で4試合プレーして合計20得点取ってきました。これには監督、選手もみんな驚いていました。私にすれば当たり前の話です。

MVP賞は実力がないと獲得することは出来ませんが、得点王賞はチームメイトが協力すれば、誰でも獲得することが出来ると私は思います。若手選手は私に頼り、私にボールを集めるので、その分チャンスも多くなり、得点をすることが出来ます。

得点を取ることはもちろん必要なことですが、その前にどのような戦術で戦うのか、そして各選手が誰のためにどのような仕事をするのかをしっかりと自覚しなければいけません。

今は1軍の中でも、スタートメンバーとしてのポジションが定着してきました。
嬉しい反面、「点を取ったからと良し」というように評価してもらい残念に思う気持ちが混ざります。

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今日はそんなことを思い込みながら夜のブドバをドライブしています。

天空の城 Lovcen

ヤドランスカリーグやユーロリーグが始まってから、2週間に3回のペースで試合があるので、なかなかゆっくりと休むことも出来ません。丁度ついこの間、土日に練習が休みになったので、チャンスと思いモンテネグロ観光をしてきました。

ブドバから30分ほどのところに、ツェティニャという山の中に古い町があり、その近くにあるロヴチェンという山には、200年前にこの土地を支配していた王様のお墓があります。日本でいう日光東照宮のようなものでしょう。

山の上まで車で来るとそこは雲の上。
そこから歩いて頂上を目指します。

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と言うようになっています。
驚いたことは、山の頂上では全く音がないということです。本当の無音というのを感じました。

普段はどこへ行っても人や機械があり、何かと雑音が聞こえます。
ここには人は誰もおらず、多くの人が訪れるという気配すらありません。

モンテネグロに来てすごく思うことは、基本的にモンテネグロ人はものすごく怠け者です。だからこそお金を投資してビジネスを起こすという感覚があまりありません。私のいるブドバの町もリゾート地としてものすごく高級な町へと成長していますが、結局それは、そのことに目を付けたロシア人が投資をして、町が成長しているだけであり、ほとんどのお金はロシアに入ります。

これだけ有名な観光場所にも関わらず、誰もいないということは、モンテネグロの国が自国の歴史を観光という形で世界に発信する準備ができていない証拠でしょう。もちろんこの場所にたどり着くまでに、標識なんてものは1つもありませんでしたから。

ここでの光景は言葉や写真では表せないものでした。私が今まで見てきた場所の中でも、最も奇麗な景色の1つでしょう。

もっと多くの人にこのような場所を知ってもらいたいと思う反面、この頂上での沈黙は永遠に続いてほしいものです。

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